仙腸関節(せんちょうかんせつ)という関節を聞いたことがありますか?
近年、腰痛や坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)の施術で注目されている関節です。
仙腸関節とは、人間の体の中心にある関節で、背骨の一番下にある「仙骨(せんこつ)」と、骨盤をつくっている「腸骨(ちょうこつ)」という骨で成り立っている関節です(下記の図を参照)。
〇の部分が仙腸関節(せんちょうかんせつ)
この仙腸関節は、姿勢に関与しており、また背骨の重さ(上半身)を支えると同時に、歩くときなどに脚(下半身)の動きを支えている関節です。
以前は動かない関節とされてきましたが、近年、数mmほど動くことが科学的に明らかとなり、個人差はありますが、最大で約1~3mm動くとされています。
この数mmほど正常に動く仙腸関節が何らかの原因で関節の動きが悪くなり、いわゆる「関節がひっかかる」「関節がずれる」状態となって腰痛または坐骨神経痛を引き起こすことがあります。
また、関節がひっかかる状態になりますと、仙腸関節周辺の筋肉や関節(背骨の椎間関節や股関節)などの組織にも連鎖して硬くなり、背筋が伸びなかったり、足がしびれるなどの症状が出ることがあります。
このような症状の方は、仙腸関節が原因の可能性があります↓
・ 長時間座っていると腰が痛い
・ 車の運転をしていると腰が痛い
・ ベッドから起き上がった時に腰が痛い
・ 腰を反らすと痛い
・ 腰が伸ばしづらい、または痛くて伸ばせない
・ 整形外科でのレントゲン検査で異常がないが腰や脚が痛い
・ 原因がなく脚がしびれる
・ 整形外科で「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」「すべり症」と言われた など
仙腸関節は、脚(もも)を90°以上上げたときに動きますが、私たちの日常生活で仙腸関節を動かすような生活動作はしていないのが現状です。
仙腸関節を動かさないということは(長時間同じ姿勢をとり続けるなど)、仙腸関節がひっかかったり、ずれたりしてしまうことがあります。
そういう状態になってしまうと、腰痛や坐骨神経痛が起こりやすくなってしまい、また自分で仙腸関節を動かすような動作をしても取り除くことは難しくなります。
そのため、施術で仙腸関節のひっかかりやずれを取り除くしか方法はありません!
仙腸関節がひっかかったり、ずれたりして腰痛や坐骨神経痛を起こしている状態のことを「仙腸関節の機能異常(せんちょうかんせつのきのういじょう)」といいます。
当院では、仙腸関節の機能異常を改善するための施術を行っております。
仙腸関節の治療は大変難しいため、誰でもできるというものではなく長年の施術経験がないと上手くいかないのが現状です。
当院の施術スタッフは、仙腸関節の知識・技術をしっかり学び、そして長年の施術経験により仙腸関節の施術を得意としてます。
腰痛・坐骨神経にお悩みの方は、是非一度当院にお越し頂くか、お気軽にお問い合わせください。